2019



 

大田原市3 

 ◆①記号SKは、現地調査の生DATA=スケッチを示す
 ◆②『 』内の城は、調査したが、遺構が見あたらない城を示す。
 この場合、縄張り図の代わりに、地籍図や写真等を掲載している。
 (注)遺構が無いからと言って、そこが城として否定しているわけでない。
 ◆③図は断りのない場合、上面が北を示す。
  パソコンの特性上、縄張りをすべて画面上に掲載できていない場合がある。


北滝城郭関連遺構?


北滝の城郭関連遺構?? 電子国土へのリンク ※中心位置表示にチェックを入れてください


 こりゃ、難しい! 2018/02/24  

 
 ここもお客様しぼれサンからの情報。

 大田原 北滝の低山に堀切のようなもの二条、土塁で囲まれた囲郭があるという。

 さっそく現地にむかい、言われた場所を精査する。

       確かに・・・・

 
  ◆電子国土より

 

 


【遺構1】
小山を頂点として、緩い斜面に2本の堀切が認められる。

人工的に作られた事は間違いなさそう。。。

ただ、いけないのが、堀切間の曲輪壁が、全くはっきりしていない。

堀切状の溝だろ!と言われたらそれまでだ。

最初は切通しの跡か?とも思った。

しかし、こんな小山に峠道を作る必要もなく、堀切の先に続くべき道痕もない。

 

城とする決定打もイマイチ無いし、城では無いという決定打もない。

 












   堀切部の写真を残しておこう。
    ◆堀切1                                          ◆堀切1
      
     ◆堀切1
     
      ◆堀切2                                          ◆堀切2↑↓
     
     ◆堀切2                                         ◆堀切2
     




 【遺構2】
  遺構1から、さらに山を登る。

 情報では土塁と堀囲みの空間があるという。

 えっちらおっちら登った先に、確かにその空間はあった。

 投稿通り、土塁と堀に囲まれている。

 ただ、その規模があまりにも乏しい。

 一飛び出来そうなくらい、狭い堀である。
 微妙な横矢を伴った土塁が北、東、西面に残る。
 南側には無い。
 土橋が北西角にあるものの、横矢が掛かっているような、無いような・・

 図にはしてみたものの、ここも城跡と決定するには微妙。

 山の頂点にあるわけでもなく、要害の地では無い。
 まわりは、ダラッとした緩い傾斜地ばかりである。

 管理人は

 獣除けを伴った、何か果物?野菜?菌類?の畑跡と考えた。
 しかし、そうであればなんで微妙な横矢が必要なのか??

 読者の皆様はいかがお考えだろうか?

 





  
   写真を残しておこう。
     郭内の土塁、堀は本当に規模が小さい。

     
      

      

    

                                           
  (完了)



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